2019年12月28日

たくさんの仲間たちと新年へ!

2018年4月に9人でスタートした「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」は、25人で2020年を迎えようとしています。

私たちは、サッカーを一つ一つの要素に分解し、それらを個々にトレーニングして改善を図り、それらの要素を組み立てればレベル・アップしていけるという従来の考え方を採っていません。
私たちは、サッカーの本質はそれぞれの要素が複合的に作用しあう全体的・有機的な連動であると理解し、その本質が表れるトレーニングを通じてレベル・アップを目指しています。

私たちのトレーニング・メソッドの一端は、トレーニング・メニューを考える時に、次の要素をもつものにしていることに端的に表れています。

◇攻撃と守備の方向が設定されている
◇ボールを奪い合う相手がいる
◇攻守の切り替えの連続がある
◇単に順番を待つ時間を作らない

私たちのスペイン式トレーニング・メソッド(と言うより、世界中のサッカー強国の常識?)に共感してくれる仲間がどんどん増えてきていることを本当に嬉しく思い、もっともっとこのトレーニング・メソッドを広めていかなければという気持ちを強くしています。

12月17日、バレンシア・ジャパンから、ヨーロッパ最高位の指導者資格を持っている中谷吉男ゼネラルダイレクターが、和歌山校の視察に来てくれました。
普段は、海南スポーツセンターでトレーニングしていますが、当日は雨天だったため海南市立総合体育館でのトレーニングになりました。この日は、19人のアカデミー生がポゼッション・トレーニングを中心に、視野を広く持つということをテーマにしてトレーニングに取り組みました。




トレーニング終了後中谷さんから、プレーの中でいつも考えておかなければいけないサッカーの大事な構成要素が4つあるというアドバイスをしていただきました。
①ボール  ②味方選手  ③相手選手  もう一つは何だと思いますか? 中谷さんのお話しでは、それは〇〇〇〇だということです。
アカデミー生は、〇〇〇〇が何か、もちろん知っています。




私たちは、世界基準を目指してサッカーそのもののレベル・アップももちろん目的の一つとしていますが、大きな夢に向かって自分の判断と責任で、新しいステージにチャレンジしていける力を持った若者に、アカデミー生が成長していくことをサポートしていきたいと考えています。
年が明けたら、中谷さんも同行する「スペイン短期留学」に、和歌山校からも3人が参加することになっています。彼らが、サッカーだけでなく“世界”を肌で感じてきてくれたら、何物にも代えがたい貴重な体験になると確信しています。

その後、食事をともにしながらこれからの「アカデミーの夢」を話し合いました。
和歌山校を運営しているソラティオーラ和歌山は、2021年に創設50周年を迎えます。それを機会として、大きなイベントを打てないだろうか、もっとスペイン式トレーニング・メソッドを広めていくために指導者講習会を開けないだろうか、子どもたちに直接スペインを体験してもらう新たな企画はないだろうか、バレンシアCFオフィシャルアカデミーを発展させていくにはどうしたら良いだろうか、などなどとりとめもない話も交えながら、良い齢をした“おじさんたち”は、熱く夢を語り合いました。
そのエネルギーを与えてくれているのは、まぎれもなく25人の仲間たちと、これから新たに仲間に加わってくれるサッカー少年・少女の皆さんです。

2020年もよろしくお願いいたします。


  

Posted by Okuno at 10:31Comments(0)